Contents
SharpLinkは728,804 ETHを保有しており、そのほぼ全量をステーキングに活用している
→ イーサリアムを財務戦略の中核に据えるトレジャリーモデル企業としての姿勢が明確。
2025年第2四半期に1億3.4百万ドルの純損失を計上
→ 主な要因はLsETHの評価減と、Consensysとの契約に基づく非現金の株式報酬費用。
ETH価格下落など市場にも波及、SharpLink株価は決算発表後に大幅下落
→ 財務戦略と市場心理の連動性を示す事例。
ジョセフ・ルービン氏(イーサリアム共同創設者)などの経営参画により、業界内での戦略的信頼性を強化
→ 財務基盤だけでなく、人的ネットワークでも信頼構築を進めている点が特徴。
ETH Concentration指標が大幅に上昇し、資産の集中度・効率性を向上させている
→ 保有資産の運用効率を示す独自指標が今後の評価基準となる可能性あり。
SharpLink、2025年第2四半期に大幅赤字を計上
決算概要
SharpLinkは2025年第2四半期(4〜6月期)の決算において、売上の減少と巨額の非現金評価損により、大幅な赤字を計上しました。
売上は前年同期の100万ドルから約30%減となる70万ドルにとどまりました。粗利益は20万ドルで粗利率は約30%と、前年の28.5%からわずかに上昇しています。しかし、営業費用は大きく膨らみ、株式報酬費用として1,640万ドルを計上しました。これは、戦略アドバイザリー契約を結んだConsensysへの報酬が主な要因です。
また、リキッドステーキングETH(LsETH)の評価下落により、87.8百万ドルにのぼる非現金の減損費用も発生しました。これらの結果、純損失は1億3.4百万ドルとなり、前年同期の50万ドルの赤字から大幅に悪化しています。
2025年前半(1〜6月)累計では、売上は140万ドル、純損失は1億440万ドルとなっています。前年同期は1190万ドルの純利益であり、収益構造に大きな転換が起きていることがうかがえます。
イーサリアムトレジャリー戦略の進捗
SharpLinkは現在、728,804 ETHを保有しており、そのほぼ全量をステーキングに活用しています。これまでに1,326 ETHのリワードを得ており、トレジャリー戦略は継続的に実行されています。
保有するETHの市場評価額は34億ドル規模とされており、ETHに資本の多くを集中させる姿勢を明確にしています。さらに、PIPEやATM、Registered Directなどを通じて合計26億ドル以上の資金調達にも成功しており、資本力の強化が図られています。
また、ETH Concentrationと呼ばれる自社の新指標においても、6月初旬には2.00から3.95へと約2倍に上昇しており、効率的なETH運用が進んでいることが示されています。
経営体制の強化
経営陣にも大きな変化がありました。イーサリアム共同創設者のジョセフ・ルービン氏が取締役会会長に就任し、さらにブラックロック出身のジョセフ・チャロム氏が共同CEOとして参画しています。これに加えて、Consensysとの戦略的提携も実現しており、業界内外の信頼性を高める動きが見られます。
株価と市場の反応
決算発表後、SharpLinkの株価はプレマーケットで10%以上の下落となり、取引終了時には15%近くの下げ幅を記録しました。市場は今回の大幅赤字をネガティブに捉え、短期的には売り圧力が強まりました。
また、SharpLinkの動向は仮想通貨市場にも波及し、ETH価格は一時4,500ドルを割り込みました。現在は4,100ドル前後がサポートラインとして意識される水準となっています。
SharpLinkの決算発表を受けて変動の可能性があると考えられる仮想通貨
Ethereum(ETH)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 影響度 | 高 |
| 理由 | SharpLinkは大量のETHを保有・ステーキングしており、同社の財務状況悪化やETH評価減が市場心理に直接影響します。決算後には実際にETH価格が4,500ドルを下回る下落を記録しています。投資家のETHに対する信頼性が一時的に揺らぐ可能性があります。 |
Lido DAO(LDO)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 影響度 | 中〜高 |
| 理由 | SharpLinkはリキッドステーキングETH(LsETH)による減損を計上しており、LsETHの代表的なプロトコルであるLidoの信頼性や需要に影響を与える可能性があります。LDOトークンはガバナンストークンとして機能するため、間接的に価格変動が予想されます。 |
Rocket Pool(RPL)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 影響度 | 中 |
| 理由 | 同じくリキッドステーキングプロトコルの一角であり、LsETH市場全体への不信が広がると、Rocket PoolやそのトークンRPLにも影響が波及する可能性があります。SharpLinkがLsETHのステーキング先を分散している場合、RPL経済圏への波及リスクもあります。 |
Arbitrum(ARB)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 影響度 | 低〜中 |
| 理由 | SharpLinkがETHをL2環境で活用している場合、ステーキング報酬の運用先やDeFi利用先としてArbitrumなどが選ばれている可能性があります。現段階での直接的な影響は限定的ですが、中長期的にはL2エコシステム全体への資金流入・流出に変動要因となる可能性があります。 |
Consensys関連銘柄(例:Metamask連携DeFi銘柄など)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 影響度 | 中 |
| 理由 | SharpLinkはConsensysと戦略提携しており、今後の共同開発やサービス展開によって、Consensysが関与するDeFi銘柄やインフラ関連プロジェクト(例:Infura、Metamask APIを使うプロジェクトなど)に影響が及ぶ可能性があります。短期ではなく中長期的な影響が想定されます。 |
今回の決算に対する考察
SharpLinkの今期赤字は確かにインパクトが大きいものの、そのほとんどが非現金項目によるものであり、実際のキャッシュフローには必ずしも直接的な悪影響を及ぼしていない点に注目すべきです。特にLsETHの評価減や株式報酬などは、財務的な戦略上の選択による結果でもあります。
SharpLinkはETHを中心とした財務運用を積極的に展開しており、その中核となるステーキング運用や資金調達、そして経営陣の強化など、長期的な成長に向けた取り組みはむしろ着実に進行しているように見受けられます。
短期的には株価の下落など市場からの反応は厳しいものの、ETHの長期的な成長性を信じる投資家にとっては、SharpLinkの戦略は一つのモデルケースとなる可能性もあります。今後のETH価格の動向や、SharpLink自身の収益構造の改善によっては、再評価の動きが出てくる可能性も否定できません。
次の四半期決算では、非現金項目を除いた実質的な経営成果に注目が集まることになるでしょう。ステーキングによる収益の拡大や、Consensysとの提携成果などが具体的に数値に現れるかどうかが、今後の評価を左右するポイントとなります。
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