Crypto Buzz News

仮想通貨とWeb3の最新ニュースの解説

ブラックロックのビットコインETF「IBIT」から4200億円流出、過去最長記録

IBITからの大規模資金流出
 ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」は5週連続で資金流出が続き、総額は約4200億円に達しており、上場以来最長の流出期間となっている。
ETF市場全体で見られる流出傾向
 IBITだけでなく、他の米国ビットコイン現物ETFでも資金流出が観測されており、市場全体として一時的な冷え込み傾向がみられる。
マクロ経済の影響と投資戦略の変化
 利下げ期待の後退や市場の不透明感、リスク資産からの資金回避の動きがETFからの資金流出の背景にあるとされる。
機関投資家の慎重な姿勢
 流出は仮想通貨市場からの撤退ではなく、新規資本配分の鈍化と見る向きもあり、機関投資家のリスク管理意識が強まっていることが示唆されている。
市場再編の可能性と今後の注目点
 今回の資金流出は、仮想通貨市場が中長期的な再編成・成熟のフェーズに入っている兆候とも捉えられ、今後の機関マネーの再流入タイミングが注目される。

ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、5週連続で資金流出 総額4200億円規模に

IBITからの資金流出が継続

ブラックロックが運用するビットコイン現物ETF「iShares Bitcoin Trust(IBIT)」が、過去5週連続で資金流出を記録しました。流出総額は約27億ドル、日本円にして約4200億円に達しています。12月4日時点でも資金流出が確認されており、事実上6週連続の純資金流出になる見通しです。

この流出期間は、IBITが2024年に上場して以来、最長の連続資金流出となっています。ETF市場における仮想通貨関連商品の注目度が高い中でのこの動きは、多くの市場関係者の関心を集めています。

ビットコインETF全体のトレンドとの関係

今回のIBITの資金流出は、単独の現象ではありません。10月以降、米国市場における複数のビットコイン現物ETFでも資金の流出傾向が見られており、これは市場全体の一時的な冷え込みを示す兆候と考えられます。

特に、ビットコイン価格自体が一時的に回復傾向にあるにもかかわらず、ETFへの資金流入は鈍化しており、機関投資家のマインドが慎重化している可能性がうかがえます。これにより、ETF市場におけるビットコインの位置づけが見直されつつあるとも言えるでしょう。

資金流出の背景にある要因

資金流出の主な要因としては、以下のような複数の要素が指摘されています。

マクロ経済の不透明感

利下げ観測の後退やインフレ懸念の再燃、景気減速リスクの高まりなど、マクロ経済環境の不安定さがリスク資産全体への投資意欲に影響を与えていると考えられます。これにより、安全資産への資金移動が強まり、ビットコインETFからの資金流出を後押ししています。

暗号資産市場の清算リスク

10月には一部の暗号資産関連銘柄で大規模な清算が発生し、それが連鎖的に他の資産にも影響を及ぼしたことが報告されています。これにより、機関投資家の中には仮想通貨へのエクスポージャーを一時的に減らす動きが出ていると見られます。

投資戦略の見直し

一部のアナリストは、この流出を「構造的な撤退」ではなく、「新規資本配分の一時的な鈍化」と分析しています。つまり、仮想通貨市場から完全に撤退するのではなく、市場の動向を見極めるために一時的にポジションを調整しているという見方です。

今回の流出が示す市場の意味

IBITは、ビットコイン現物ETFの中でも最大規模を誇る商品であり、その資金動向は機関投資家のセンチメントを測るうえで重要な指標となります。よって、IBITからの大規模な資金流出は、仮想通貨市場全体に対する投資家の関心やリスク認識の変化を反映している可能性があります。

また、価格の上昇と資金の流入が連動しない場合、持続的な相場の上昇は難しくなると考えられます。今後の市場動向を予測するうえでも、ETFへの資金の動きは引き続き注視すべきポイントとなります。

過去の類似事例との比較

2025年初頭〜春にかけての初期流出サイクル

IBITが上場された直後の2025年初頭から春にかけて、ETFからの資金流出が断続的に発生しました。当時は日ごとに数百万ドル規模の資金が引き出される日もありましたが、その一方で他のETF商品には資金が流入するケースも見られました。

この時期の特徴としては、ETFという新たな金融商品に対する市場の理解と信頼がまだ定着していない状況下で、投資家が様子を見ながらポジションを調整していたと考えられます。

2025年11月の大規模なETF市場全体での流出

2025年11月中旬には、米国のビットコイン現物ETF全体で過去2番目の規模となる純資金流出が起きました。このとき、IBIT単体でも1日で約5億ドルを超える資金が流出し、単日としてはETF市場でも過去最大級の記録を更新しました。

この時期はビットコインの価格下落、米国経済指標の悪化、金融政策への懸念が重なり、リスクオフの動きが加速していたことが背景にあります。投資家は一時的に仮想通貨資産へのエクスポージャーを削減する傾向を強めていました。

今回の流出との共通点と相違点

共通点

いずれのケースにおいても、マクロ経済環境の不透明感がリスク資産全体への警戒感を高め、結果としてETF市場からの資金流出を招いています。特に、ビットコイン価格が下落局面に入ると流出が加速する傾向が共通しています。

相違点

今回の資金流出は、期間の長さと規模の両面で過去を上回っています。初期の流出期はETF市場全体への信頼構築過程であったのに対し、今回は確立されたETFであるIBITからの連続流出である点が大きく異なります。

また、2025年11月の流出が一時的な市場ショックに起因していたのに対し、現在の流出はより広範な投資戦略の見直しや資産配分の再調整という「構造的な要因」によって生じている可能性が高いと考えられます。

過去との比較から見える市場の変化

過去の事例と比較することで、今回の流出が一時的な調整に過ぎないのか、それとも機関投資家のビットコイン市場に対する根本的な見方の変化を表しているのかを判断する材料になります。

今回は、流出の継続性と規模の大きさから見て、市場が新たなフェーズに移行しつつある兆しとも受け取れます。ETFへの資金流入が仮想通貨市場の温度感を映す鏡である以上、こうした変化の兆候は今後の投資戦略を立てる上で重要な観点になると言えるでしょう。

関係者・企業によるコメントと反応

ブラックロック側の見解

IBITを運用するブラックロックの関係者は、今回の資金流出について「ETFにおける正常な資金移動の一環である」との見解を示しています。これは、ETF市場では短期的な需給変動により資金の出入りが発生することは自然な現象であり、現時点で特段の問題とは考えていないことを意味しています。

また、ETFの特性上、流出が必ずしもネガティブな評価や失敗を意味するわけではなく、市場環境に応じたポートフォリオ調整の一部として理解する姿勢が強調されています。

市場アナリスト・専門家の分析コメント

一部の市場アナリストは、今回のIBITからの流出が「上場以来最長の資金流出サイクル」であり、重要な転換点となりうると分析しています。特に、資金流出が5週以上連続しているという事実は、ETF商品としての信頼性というよりも、機関投資家の市場全体に対する見方が変化している可能性を示唆しています。

同時に、これは「仮想通貨市場からの撤退」を意味するものではなく、マクロ経済環境の変化を受けた「一時的なリスク回避」や「資本配分の再考」と見る声もあります。ETFが浸透し、流動性が高まったことによって、以前よりも柔軟な投資判断が可能になったという背景も指摘されています。

投資戦略を巡る見方の違い

専門家の中には、今回の流出を「仮想通貨に対する機関投資家の関心の終焉」と捉えるのではなく、むしろ「過去の過熱状態からの自然な是正」であると捉える向きもあります。2024年から2025年にかけての急激な資金流入の反動として、ある程度の流出は想定範囲内であるとの冷静な見解です。

また、資金の出入りは必ずしも価格や市場信頼と連動するわけではなく、より複雑な戦略的背景のもとで行われていることを理解すべきとの指摘も見られます。

市場全体の動きとの相関

今回のIBITの資金流出は、ETF市場だけでなく、株式市場や不動産など他のリスク資産においても見られている「ポジションの縮小」と連動している可能性があります。米国の金利政策、経済指標、地政学的リスクといった外部要因が複合的に影響しており、仮想通貨単体の問題ではないという見方が広がっています。

このため、今後の市場回復やセンチメント改善にともなって、再びETF市場に資金が戻る可能性も視野に入れておく必要があるとされています。

投資家の反応と慎重姿勢

個人投資家や中小規模のファンドの間では、今回のような大規模な資金流出に対する不安感も一部に存在していますが、それ以上に「今は静観すべきタイミング」という慎重な姿勢が強まっているようです。短期的な価格変動よりも、中長期的な市場の構造変化を注視する声が増えており、次の投資判断に向けた様子見のフェーズにあると捉えられます。

IBIT流出が影響を与える可能性のある暗号資産一覧

コイン名(ティッカー)影響度(高・中・低)理由
ビットコイン(BTC)IBITはビットコイン現物を保有するETFであり、資金流出はビットコイン現物売却圧力につながる可能性がある。市場センチメントにも直結するため影響度は最も高い。
イーサリアム(ETH)ビットコインと高い相関性を持ち、機関投資家のリスク回避ムードが他の主要資産にも波及する可能性がある。特にETH ETFの申請が進行中のため市場の注目も高い。
ソラナ(SOL)機関投資家の関心が近年高まっている銘柄であり、ビットコイン市場からの資金撤退がWeb3銘柄全体に波及する可能性がある。
ポリゴン(MATIC)低〜中関連銘柄としては影響は限定的だが、アルトコイン全体へのセンチメント悪化が連鎖的に影響する可能性がある。特にDeFiプロジェクトへの資金流入が鈍化する懸念。
ライトコイン(LTC)歴史的にBTCとの価格連動性はあるが、機関投資家の主な投資対象ではないため直接的な影響は小さいと考えられる。
グレースケールビットコイントラスト(GBTC)ETFではないがビットコイン連動型金融商品として市場で比較されやすく、IBIT流出と比較される中で売買が活発化する可能性がある。

IBIT資金流出を受けた関連銘柄の価格・出来高の推移

ビットコイン(BTC)

現在の価格と変動傾向

2025年12月6日時点で、ビットコインはおおよそ89,700〜90,000ドルの水準で推移しています。先月の高値であった約126,000ドルからは大きく下落しており、現在は9万ドル付近でのレンジ相場となっています。

出来高の状況

24時間の取引高は依然として高水準にあるものの、11月に比べて若干の減少傾向が見られます。特にETFからの資金流出が継続するなか、機関投資家の新規ポジション取りが減少していることが背景にあると考えられます。

市場への影響

ビットコイン自体がIBITの保有資産であるため、今回の流出は直接的な価格圧力につながる可能性があります。ただし、現時点では売り一辺倒というよりも、一定の下支えが意識されている状況です。

イーサリアム(ETH)

現在の価格と変動傾向

同日時点で、イーサリアムはおよそ3,050ドル付近で推移しています。過去1週間で若干の反発を見せているものの、全体的には低調な動きが続いています。

出来高の状況

ETHの取引高もやや鈍化しており、特に米国市場でのビットコインETF関連のセンチメントが影響を与えていると見られます。

市場への影響

ビットコインとの高い相関性を持つため、ETF市場の動きが間接的にETHにも波及しています。さらに、イーサリアムに関しても現物ETFの承認が注目されているため、センチメントの動揺が他の資産より強く現れる可能性があります。

ソラナ(SOL)などの主要アルトコイン

現在の価格傾向

SOLや他のアルトコインは、ビットコインやイーサリアムと同様に弱含みの展開となっています。特に出来高の減少とボラティリティの上昇が目立っており、短期的な売りが優勢です。

市場への影響

これらの銘柄は、機関投資家よりも個人投資家の取引比率が高い傾向がありますが、全体としての市場センチメントの悪化により資金流入が細っている状況です。IBITの流出は市場全体の信頼感に影響を及ぼしているため、アルトコイン市場も例外ではありません。

関連株式銘柄の状況(参考)

コインベース(COIN)

米国の仮想通貨取引所であるコインベースの株価は、2025年11月末から12月初旬にかけて下落傾向が続いています。ETF関連銘柄として市場の影響を受けやすく、IBITの資金流出を受けて売りが優勢になったと考えられます。

マイクロストラテジー(MSTR)

大量のビットコイン保有企業として知られるマイクロストラテジーも、株価がやや軟調に推移しています。ビットコイン価格との連動性が高いため、IBITの動向が直接的に株価に影響を与える構造となっています。


総合的な見解と注目点

IBITからの資金流出は、ビットコインをはじめとする暗号資産全体のセンチメントに少なからず影響を与えています。ただし、現時点では価格の急落には至っておらず、むしろ「慎重な調整局面」とも言える状況です。

特に注目すべきは、価格がある程度底堅さを保っている点であり、大規模なパニック売りには発展していないことです。しかし、ETFからの資金流出が長期化した場合、ビットコイン価格や出来高に遅れて影響が及ぶ可能性もあるため、今後の資金フローの動向には引き続き注意が必要です。

さらに、関連株式への波及も見られるため、仮想通貨市場のみならず、金融市場全体における「デジタル資産の評価」の変化を注視する必要があります。中長期的なポジションをとる投資家にとっては、現在の動きが新たな投資機会につながるかどうか、今後の数週間の市場動向がカギを握ると考えられます。

考察:IBITの資金流出が示す市場の転換期

今回のIBITからの資金流出は、短期的な値動きや市場センチメントだけでなく、仮想通貨に対する機関投資家の立ち位置が見直されつつあることを示しているように感じます。特にマクロ環境の変化が加速する中で、仮想通貨が再び「リスク資産」としての認識を強めていることが背景にあると考えられます。

一方で、ビットコインETFという金融商品そのものは、市場の流動性を高め、仮想通貨へのアクセスを広げる上では重要な役割を果たしています。したがって、資金流出が続いている現状も、仮想通貨市場の成熟過程における一つの調整局面と捉えることができるのではないでしょうか。

今後は、再び機関投資家の関心がどのタイミングで戻るのか、またそのきっかけがどのような市場イベントになるのかが注目されます。2026年に向けて、ビットコイン市場は一層の再構築と淘汰のフェーズに入っていく可能性が高く、今はまさにその入り口に立っているのかもしれません。

仮想通貨ビットコイン(Bitcoin/BTC)の購入について

複数の海外取引所を併用するメリットについて

取引所毎にお得なキャンペーンが行われていたり、口座を開設して入金するだけでボーナス・ポジションが得られたり、よりハイレバレッジで先物取引を出来たりします。
その時に行われているキャンペーン次第では実質ノーリスクでトレードを楽しむことも可能です。

海外取引所によっては、直接国内取引所から送金できない取引所も存在するので、そういった場合はメタマスクのようなプライベートウォレットを利用して送金を間に挟む必要があります。

メタマスクの導入についてはこちらの記事を参考にしてください!

【初心者向け】メタマスク(MetaMask)とは?導入方法図解解説!

仮想通貨ビットコイン(Bitcoin/BTC)は以下の取引所で購入出来ます!

MEXCの登録はこちらから

CoinEXの登録はこちらから

OrangeXの登録はこちらから

OKJの登録はこちらから

何かわからないことがありましたら、クリバズ公式ディスコードへ質問をどうぞ!

クリプトバズニュース公式Discord=クリバズ公式ディスコードはこちら

クリバズのプレスリリース/広告配信依頼についてはこちらをご確認ください

クリバズプレスリリース詳細ページ

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です