XRPは週中で一時13%超下落、終値ベースでは▲約8%
BCHは8.7%上昇と最大の上昇率、$555に到達
BNB(+6.7%)・SUI(+6.4%)も堅調
市場は「全面安」ではなく、銘柄ごとの選別色が強い
次週以降は資金の循環先とBTC主導のトレンドが鍵
2025年7月第4週の暗号資産市場は、一部アルトが上昇する中で、XRPの調整が目立つ週となりました。XRPは週の前半にピークをつけた後大きく下落し、その後一部回復。一方で、BCH(ビットコインキャッシュ)やBNB、SUIなどが好調に推移し、市場は「明暗が分かれる週」となっています。
XRP:ピーク後の下落とリバウンド
- 週初値:$3.45
- 週中ピーク(7月21日):$3.64
- 週内最安値:$2.99(▲13%以上の下落)
- 週末終値:$3.18(週初比で▲約7.8%)
XRPは週中に大幅下落を見せたものの、週末にかけて部分的に回復を見せました。テクニカル的にはサポートゾーン($3.00付近)で反発し、一定の買い支えが存在することが確認されました。
下落の背景には、
- レバレッジ清算による一時的な売り圧力
- アルト全体のボラティリティ上昇
- 短期トレーダーの利確ラッシュ
などがあげられます。
BCH:週次最大の上昇率を記録
- 週末終値:約$555
- 週次上昇率:+8.7%
BCHは今週、主要アルトの中で最も強いパフォーマンスを記録しました。明確な材料は出ていないものの、
- 7月中旬以降の継続的な資金流入
- テクニカルブレイク($530〜$540帯の突破)
- BCH系フォーク銘柄への連想買い
などにより、上昇が加速したとみられます。
他主要アルトの動き:BNB・SUIも堅調
| コイン | 週次上昇率 | コメント |
|---|---|---|
| BNB | +6.7% | BNBチェーン関連アクティビティが堅調。取引高も安定。 |
| SUI | +6.4% | 新規プロジェクトの拡大により市場関心が高まる。 |
これらの上昇は、アルト市場全体が一方向に崩れたわけではないことを示しています。
市場の構造的な見方:回転と分散
今週の動きは、「資金が一斉に逃げた」というよりは、
✅ XRPなどの短期過熱銘柄から資金が抜け、
✅ BCHやBNB、SUIなどの好調銘柄へ資金が回転した
という見方ができます。
トレーダー・投資家向けのチェックポイント
| チェックポイント | 内容 |
|---|---|
| XRPのリスク水準 | $3.00〜$2.95が今後の重要サポートライン |
| BCHの注目水準 | $565を明確に上抜ければ更なる上昇余地が期待される |
| 資金循環先の把握 | ETH以外のL1・L2、PoW系オルトコインなどが再評価対象に |
| 今後のイベント・カタリスト | 米国ETF承認動向、ETH・BTCの価格トレンド |
〜連鎖反応が予測されるコイン一覧〜
| コイン名 | 影響度 | 変動の方向性 | 理由 |
|---|---|---|---|
| BSV(Bitcoin SV) | 高 | 上昇寄り | BCHと同系統のハードフォーク銘柄であり、類似技術・資金流入先として注目される可能性。過去もBCH上昇時に連動傾向がある。 |
| LTC(ライトコイン) | 中〜高 | 上昇寄り | 「ビットコイン系(UTXO系)オルトコイン」としてBCHとカテゴリが近く、テクニカル連動性が高い。BCH上昇時に代替買いが発生しやすい。 |
| XRP(リップル) | 中 | 調整〜下落 | BCHへの資金移動が進む場合、XRPからの資金流出圧力が継続し得る。また今週すでに大幅調整済のため、さらなる下落も限定的だが不安定さが残る。 |
| DASH | 中 | 上昇寄り | BCHと同様に支払い特化型の古参通貨として再評価の可能性あり。BCHが注目される流れで「他の決済系通貨は?」という視点で資金が流入しやすい。 |
| DOGE(ドージコイン) | 中 | 上昇寄り | ミーム+支払い系として一部資金がDOGEにシフトする流れもあり。BCH上昇→ライトコイン→DOGEという流れが過去にも存在した。 |
| ETH(イーサリアム) | 低 | 横ばい〜やや下 | BCHとユースケース・構造が大きく異なるため直接的影響は限定的。ただし市場全体の資金フローがアルト系に向かえば一部波及もあり得る。 |
| SOL(ソラナ) | 低 | 横ばい〜上昇 | BCHの急騰が「アルト全体の見直し買い」につながると、パフォーマンスが高いSOLも連動上昇する可能性。ただし連動性は限定的。 |
| ATOM / DOT | 低 | 横ばい〜やや上 | 「次世代スマートコントラクトチェーン群」だが、BCHの上昇が市場センチメントを改善すれば波及的に上昇する可能性はある。ただし直接関係は薄い。 |
考察
今週の市場は、「一部調整・一部上昇」という非常にテーマ選別型の動きでした。特にXRPの一時急落と、その後の戻しは、感情的な投売りと戦略的な買戻しが交錯していたと感じます。
一方、BCHやBNB、SUIは価格以上に投資家のセンチメントを取り戻しつつある銘柄といえるでしょう。
こうした週は、マーケットの一方向性よりも、「どこに資金が向かっているか」という資金の流れを読むことがより重要です。来週以降、再びXRPに戻る資金が出るのか、それともBCHがリードを強めるのか。その鍵を握るのは、ビットコインの方向感とマクロリスクといえるでしょう。
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