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仮想通貨とWeb3の最新ニュースの解説

NFTの販売や二次流通では、独特の専門用語やスラングが数多く飛び交います。英語スラッグが元になっているケースが多く、初心者は理解が難しいと感じることも少なくありません。この記事では、NFTの販売から流通、投資、セキュリティまでの一連の流れを踏まえ、用語を体系的に整理します。

この用語集の使い方

この用語集はNFT/仮想通貨の規格(ERC)や販売・流通・セキュリティ用語を横断的にまとめています。最初から全部読む必要はありません。「必要な言葉をすばやく探す」ための手順を以下に示します。

実際に使われるワードを優先してまとめましたが、ワード数が多いため、わからない言葉が実際に使われたときに見に来る使い方が適切かと思います。
とりあえずWeb3ははじめて!色々知りたい!という方は目次のこれだけ覚えておけばとりあえずOKな初心者向け用語表の項を参考にしていただけると良いかと思います。

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販売前の準備フェーズで使われることの多い用語

NFTをミントする前段階でよく使われる用語です。

カタカナ英語スラッグ説明
ホワイトリスト/アローリストWhitelist / Allowlist (WL)優先購入権を持つリスト
オージーOG (Original Gangster)初期貢献者に付与される上位権
スナップショットSnapshot特定時刻の保有状況を記録
アロケーションAllocation1ウォレットごとのミント上限数
オーバーアロケーションOver Allocation販売やミントにおいて、実際の供給量以上に当選権や購入枠を配分してしまうこと。希少性を高める戦略 として意図的に行われることがあり、参加者に不満を与えるリスクもあります。
ギャランティーGuaranteed Allocation (GTD)抽選当選者が必ず購入できる権利
エフシーエフエスFirst Come, First Served (FCFS)先着順方式
ラッフルRaffle抽選方式
ミントパスMint Pass優先的にミントできるチケットNFT
ジェネシスパスGenesis Pass初期支援者向けの恒久的優待NFT
プレセールPresale公開販売前の限定セール
プライベートセールPrivate Sale限られた投資家への先行販売
グリーンリストGreenlist (GL)WLと類似する枠(用語はプロジェクト依存)
ウェイティングリストWaiting List繰り上げ対象となる待機リスト
リザベーションReservation枠を事前に予約する仕組み
ディーワイオーアールDYOR/ Do Your Own Research投資判断は人の意見に依存せず、自分で情報を集め調べるべきという心得。特にNFTや仮想通貨は詐欺や誇張された宣伝が多く、DYORは初心者から上級者まで常に意識すべき基本姿勢。
ミントフェーズMint PhaseWL→Publicなど段階的に販売する区分
ブイアールエフVRF(Verifiable Random Function)リビール時の公平なランダム割当て(例:Chainlink VRF)
パブリックミントPublic Mint誰でも参加できる一般販売フェーズ
コミット・リビールCommit–Reveal事前コミット→後公開で公平性担保
スナップショットブロックSnapshot Block権利判定に使うブロック高
クレームウィンドウClaim Windowエアドロ等の受取期限

ミント日当日(販売開始・取引開始時)

NFTを実際に購入(発行=ミント)するときに使われる用語です。

カタカナ英語スラッグ説明
ミントMintNFTを新規発行する行為
クレームClaim無料配布分を受け取る行為
フリーミントFree Mint価格0、ガス代のみでミント
ミントプライスMint Price1枚あたりの販売価格
サプライSupply / Max Supply発行数(総量)
ダッチオークションDutch Auction時間経過で価格が下がる販売形式
ガスGas Fee取引時に支払う手数料
ガスウォーGas Warガス代を高く設定して購入を競う行為
ステルスミントStealth Mint告知なしで突然開始されるミント
プレミントPremintWL抽選のエントリープラットフォーム(例:Premint.xyz)
オーバーアロケーションOver-allocation当選数以上を割り当て、先着で消化する方式
トークンゲートToken-gated Access特定トークン保有者のみ参加可能
バッチミントBatch Mint複数枚を一度に発行する仕組み
チョクコン(直コン)Direct Contract Interaction / Direct Mintプロジェクト公式サイトやマーケットプレイスを経由せず、Etherscanなどのブロックチェーンエクスプローラーからスマートコントラクトに直接アクセスしてトークンをミント(発行)したり操作すること。
オファー
Offer購入希望価格を提示すること。出品者が承諾すれば成立
コレクションオファーCollection Offerコレクション全体に対する一括入札(Blur等)
レイジーミントLazy Mint購入や転送時に初めてオンチェーン発行する方式

リビール後の流通フェーズ

NFTが発行された後に実際の姿や価値が決まる段階でよく使われる用語です。

カタカナ英語スラッグ説明
プレースホルダーPlaceholder公開前に仮で表示される画像
リビールRevealメタデータが公開され実際のNFTが確定
レアリティRarityNFT属性の希少度
フロアプライスFloor Priceマーケットでの最安出品価格
スウィープSweepフロア帯をまとめて買い上げること
フロアスウィーパーFloor Sweeperフロアを大量購入する投資家やBot
アンダーカットUndercutフロアより少し安く出品する行為
オーバーフロアOver Floorフロアより高い水準で取引されるNFT
オープンエディションOpen Edition (OE)期間内なら無制限にミント可能な形式
リミテッドエディションLimited Edition (LE)発行数限定のNFT
リスト / リスティングListingマーケットに出品すること
デリストDelist出品を取り消すこと
オファーOffer購入希望価格を提示すること。出品者が承諾すれば成立
ロイヤリティRoyalty二次流通で作者に還元される手数料
セカンダリーSecondary Market二次流通市場(OpenSea, Blur等)
ブルーチップBlue Chip信頼性が高い代表的コレクション
ウォッシュトレードWash Trade出来高を偽装する売買
トレイトフロアTrait Floor特定属性に絞った最安出品価格
トレイトオファーTrait Offer特定属性に対する買付オファー
ビッドBid買い注文
アスクAsk売り注文
ワントトゥトレードWTT/Want To Trade交換したい(掲示板略語)
オーバーザカウンターOTC/Over-The-Counter個人間の店頭外取引(P2P取引)
ロイROI/Return On Investment投資収益率
アースATH/ATL(All-Time High/Low)過去最高値/最安値
マーケットキャップMarket Cap時価総額
サーキュレーティングサプライCirculating Supply流通供給量
メイカーMaker注文提供側
テイカーTaker即時約定側

コミュニティと心理用語

NFTは金融だけでなくコミュニティ文化が強いため、投資家心理を表すスラングが豊富です。

カタカナ英語スラッグ説明
フォーモFOMO (Fear Of Missing Out)乗り遅れ不安による衝動買い
ファッドFUD (Fear, Uncertainty, Doubt)恐怖・不確実性・疑念を煽る言動
ダイヤモンドハンドDiamond Hand長期保有を貫く投資家
ペーパーハンドPaper Hand短期で売却する投資家
エグジットリキディティExit Liquidity上位者が売り抜ける際の新規参加者を揶揄
シェイクアウトShakeout弱気投資家が脱落する状況
ハイプHypeプロジェクトや市場の過熱した盛り上がり
チルShillプロジェクトを積極的に宣伝する行為
ジェムGem将来価値が高まる可能性がある「お宝案件」
ムーンTo the Moon価格急騰を指すスラング
ベアマーケットBear Market弱気相場(下落基調)
ブルマーケットBull Market強気相場(上昇基調)
シグナルSignal投資判断に役立つ情報や指標
セントメントSentiment市場参加者全体の心理や雰囲気

マーケット・相場用語

相場や取引量に関する専門用語。投資判断に直結します。

カタカナ英語スラッグ説明
ボリュームVolume一定期間の取引総額
リキディティLiquidity流動性の高さ(売買のしやすさ)
サプライショックSupply Shock市場流通量が急減して価格が跳ねる状態
フルダイリューションバリューFully Diluted Valuation (FDV)全発行数を前提にした時価総額
パンプPump価格の急上昇
ダンプDump価格の急落
コンソリデーションConsolidationレンジ相場、次の方向感待ち
サージSurge出来高や価格の急上昇
スパイクSpike短期的な急騰・急落
リバウンドRebound下落後の反発
ブレイクアウトBreakout抵抗線を突破して上昇する動き
コンフルエンスConfluence複数要素が重なる重要な相場ポイント
アービトラージArbitrage価格差を利用した裁定取引
オーバーサブスクライブOversubscribe販売枠以上に応募が集中する状態

販売方式と配布バリエーション

NFTの販売は多様な形式があり、プロジェクトによって呼び方が変わることもあります。

カタカナ英語スラッグ説明
ダッチオークションDutch Auction価格が時間とともに下がる販売方式
イングリッシュオークションEnglish Auction入札で価格が上がる競売形式
フェアミントFair Mint参加者全員が同じ条件で購入できる方式
ダイナミックNFTDynamic NFT (dNFT)外部要因に応じて属性が変化するNFT
ジェネラティブアートGenerative Artコードで自動生成されたNFTアート
ダブルミントDouble Mint複数回に分けて販売する方式
ローリングミントRolling Mint時間ごとに小分けで供給する販売方式
シークレットミントSecret Mint特定条件の人だけが参加できる販売方式
エアドロップAirdrop無料で配布されるNFT/トークン
エアミントAirmint条件達成者に無料でミント権を付与
トークンスワップToken Swap既存NFTやトークンを交換して新NFTを得る方式
バーンBurnNFTを焼却して供給量を減らす仕組み
バーントゥーミントBurn-to-Mint古いNFTをバーンし、新しいNFTを受け取る方式

セキュリティ関連用語

NFTの世界では詐欺や攻撃が頻発します。知識が最大の防御になります。

カタカナ英語スラッグ説明
ラグプルRug Pull運営が資金を持ち逃げする詐欺
ドレイナーDrainerNFTや資金を抜き取る悪意のスクリプト
フィッシングPhishing偽サイトや偽リンクで誘導する手口
フィッシングDMPhishing DMDiscordなどでの詐欺リンク送信
アイスフィッシングIce Phishing偽署名で意図しない権限を与えさせる詐欺
スパムNFTSpam NFT勝手に送りつけられる危険なNFT
アドレスポイズニングAddress Poisoning偽物アドレスを本物に似せて混入させる攻撃
ダストアタックDust Attackごく少額を送り付けて追跡や詐欺に使う攻撃
リプレイアタックReplay Attackトランザクションを再利用して不正送金する攻撃
クリプトジャッキングCryptojacking他人のPCを乗っ取り不正マイニングする攻撃
リボークRevoke誤って与えた権限を取り消す操作
アプローブApproveコントラクトにトークン移転権限を与える操作
タイムロックTimelockコントラクト操作が一定時間後に有効化される仕組み
アドミンキーAdmin Key運営が保有する管理権限。透明性が重要
オーディットAuditコントラクトの監査。安全性確認

技術・ブロックチェーン関連

NFTはブロックチェーン技術の上に成り立っているため、基盤となる技術用語も理解しておく必要があります。

カタカナ英語スラッグ説明
ソウルバウンドトークンSoulbound Token (SBT)譲渡できないNFT。実績や証明用に利用
ステーキングStakingNFTやトークンを預けて報酬を得る仕組み
ガバナンストークンGovernance Tokenプロジェクトの投票権を持つトークン
ステーブルコインStablecoin法定通貨などに価値を連動させたトークン
レイヤー2Layer 2 (L2)Ethereumを補完するスケーリングチェーン
レイヤー3Layer 3 (L3)L2の上に構築されるアプリ特化型チェーン
レイヤーゼロLayer 0 (L0)複数チェーンをつなぐ基盤層(例: Polkadot, Cosmos)
サイドチェーンSidechainメインチェーンと連動する補助チェーン
ZKロールアップZero-Knowledge Rollup (ZK Rollup)証明技術を用いたL2のスケーリング手法
シャーディングShardingデータを分割して処理性能を高める技術
オラクルOracle外部データをブロックチェーンに取り込む仕組み
インターオペラビリティInteroperabilityチェーン間の相互運用性
シーケンサーSequencerL2で取引順序を並べる仕組み
データアベイラビリティData Availability (DA)トランザクションデータが利用可能である状態
メタトランザクションMeta Transaction第三者が代行送信しユーザーはガスを払わない仕組み
アカウントアブストラクションAccount Abstraction (AA)ウォレット操作を柔軟化する仕組み
IPFSInterPlanetary File System分散型ストレージ。NFT画像の保存に利用
オンチェーンアートOn-chain Artデータを完全にチェーン上に保存するNFT
オンチェーンロイヤリティOn-chain Royaltyコントラクトで強制されるクリエイター還元

ERC規格一覧

公式にイーサリアムが標準としている正式にERC規格が割り振られたものの説明をまとめました。
公式標準ではなく、実験的なトークン設計要素が強いものについては省いてあります。

カタカナ名英語スラッグ説明
イーアールシーERC(Ethereum Request for Comments)イーサリアムにおける提案・標準仕様のこと。承認されると公式ERC番号として採用される。
イーアールシー20ERC-20(Fungible Token Standard)代替可能トークン規格。USDCやUNIなど、すべて同じ価値を持つトークンの標準。
イーアールシー165ERC-165(Standard Interface Detection)コントラクトがどのインターフェースを実装しているか判別する標準。ERC-721や1155に必須。
イーアールシー223ERC-223(Safer Token Standard)ERC-20の改良版。誤送金によるトークン消失を防止する安全性強化規格。
イーアールシー721ERC-721(Non-Fungible Token Standard)非代替性トークン規格。1つ1つ固有で分割不可のNFT標準。CryptoKitties, BAYCなど。
イーアールシー721AERC-721A(Optimized Batch Minting)Azuki開発の改良版ERC-721。複数ミント時のガス代を大幅に削減。
イーアールシー777ERC-777(Advanced Token Standard)ERC-20の拡張。送受信時にフックを呼び出す仕組みを備え、DeFi連携に便利。
イーアールシー884ERC-884(Delaware Stock Token)デラウェア州法人の株式をトークン化するための規格。STO文脈で言及される。
イーアールシー1155ERC-1155(Multi Token Standard)同質トークンと非同質トークンを同じコントラクトで管理可能。ゲームアイテムに最適。
イーアールシー1271ERC-1271(Standard Signature Validation Method)スマートコントラクトが署名を検証する標準。マルチシグやスマートウォレットに利用。
イーアールシー2309ERC-2309(Minting Extension)大量のNFTを一度に安全にミントできる拡張仕様。OpenSeaなどでも利用実績あり。
イーアールシー2612ERC-2612(Permit Extension for ERC-20)署名ベースでガスレス承認を可能にする拡張。DeFiプロトコルで頻繁に利用される。
イーアールシー2981ERC-2981(NFT Royalty Standard)二次流通時のクリエイター還元(ロイヤリティ)を標準化するNFT規格。
イーアールシー3525ERC-3525(Semi-Fungible Token)代替可能と非代替の中間モデル。チケットや会員権に適用しやすい。
イーアールシー3664ERC-3664(Modular NFT)NFTにパーツやスキルを付け替えられるモジュール型仕様。ゲームやメタバース向き。
イーアールシー4337ERC-4337(Account Abstraction)ウォレット操作を柔軟化する「アカウント抽象化」仕様。スマートウォレット実現に必須。
イーアールシー4626ERC-4626(Tokenized Vault Standard)DeFiのVault(資産運用金庫)を標準化。利回り商品の互換性と透明性を向上。
イーアールシー4906ERC-4906(Metadata Update Extension)NFTメタデータの更新を効率的に通知する仕組み。リビールや属性変更に便利。
イーアールシー4907ERC-4907(Rental NFT)NFTに「所有権」と「利用権」を分けて設定可能にするレンタル規格。
イーアールシー5727ERC-5727(Soulbound Token)譲渡できないNFT。資格証明や身分証明に使える。
イーアールシー6059ERC-6059(Composable NFT)入れ子型NFT。NFTの中に子NFTを保持できる。
イーアールシー6381ERC-6381(Subscription NFT)サブスクリプション(定期課金)機能を持たせたNFT規格。
イーアールシー6551ERC-6551(Token Bound Account)NFT自体をウォレットとして機能させる規格。NFTが別のNFTやトークンを保持可能。

これだけ覚えておけばとりあえずOKな初心者向け用語表

絞りましたがそれでも用語集として数が多いので、実際にディスコード等でわからない用語が出たときに確認に来たほうが良い程度のものをまとめました。

カタカナ名英語スラッグ説明
ホワイトリスト/アローリストWhitelist / Allowlist (WL)優先購入権を持つリスト
→ウォレットアドレスのリスト
オージーOG (Original Gangster)初期貢献者に付与される上位権
ウォレットWallet暗号資産やNFTを保管・送受信・利用するためのアプリ。メタマスクなどが代表的。
シードフレーズSeed Phraseウォレット復元に必要な12〜24語の秘密の単語列。流出すると資産が盗まれる。
プライベートキーPrivate Key暗号資産の所有権を示す秘密鍵。外部に漏らしてはいけない情報。
パブリックアドレスPublic Addressウォレットの公開アドレス。送金先として利用可能。銀行口座番号に相当。
サインSignウォレットで取引やメッセージに署名する行為。承認や同意を意味する。
トランザクションハッシュTx Hash送金や取引の記録を一意に識別する文字列。エクスプローラで検索できる。
ホットウォレットHot Wallet常時インターネットに接続されているウォレット。利便性高いがセキュリティはシードフレーズの流出などが原因で即時であったり、一定額以上の送金時にウォレットの中身が流出されるリスクがあります。
コールドウォレットCold Walletネット未接続で保管するウォレット。LedgerやTrezorなどハードウェア型が代表的。
⇒ネットに接続されていないため、基本的にウォレットの流出はありえませんがPC本体がハッキングされている場合に接続すると流出の原因になります。
MPCウォレットMPC Wallet秘密鍵を複数に分割して管理する仕組み。リスク分散のために利用される。
ソーシャルリカバリーSocial Recovery信頼する複数の「ガーディアン」によってウォレットを復旧できる仕組み。
ガス代Gas FeeEthereumなどのネットワークで取引を実行する際に必要な手数料。
グウェイGweiイーサリアムのガス価格を表す単位(1 ETH = 10億 Gwei)
チェーンアイディーChain ID各ブロックチェーンネットワークを識別する番号。誤送金防止に重要。
RPCエンドポイントRPC Endpoint
ウォレットがブロックチェーンに接続するための窓口URL。
スナップショットSnapshot特定時刻の保有状況を記録
アロケーションAllocation1ウォレットごとのミント上限数
オーバーアロケーションOver Allocation販売やミントにおいて、実際の供給量以上に当選権や購入枠を配分してしまうこと。希少性を高める戦略 として意図的に行われることがあり、参加者に不満を与えるリスクもあります。
ギャランティードアロケーションGuaranteed Allocation (GTD)抽選当選者が必ず購入できる権利
エフシーエフエスFirst Come, First Served (FCFS)先着順方式
ラッフルRaffle抽選方式
ミントパスMint Pass優先的にミントできるチケットNFT
ジェネシスパスGenesis Pass初期支援者向けの恒久的優待NFT
プレセールPresale公開販売前の限定セール
プライベートセールPrivate Sale限られた投資家への先行販売
ウェイティングリストWaiting List繰り上げ対象となる待機リスト
ディーワイオーアールDYOR/ Do Your Own Research投資判断は人の意見に依存せず、自分で情報を集め調べるべきという心得。特にNFTや仮想通貨は詐欺や誇張された宣伝が多く、DYORは初心者から上級者まで常に意識すべき基本姿勢。
ミントフェーズMint PhaseWL→Publicなど段階的に販売する区分
パブリックミントPublic Mint
誰でも参加できる一般販売フェーズ
コミット・リビールCommit–Reveal事前コミット→後公開で公平性担保
ミントMintNFTを新規発行する行為
クレームClaim配布分を受け取る行為
フリーミントFree Mint販売価格0、ガス代のみでミント
ミントプライスMint Price1枚あたりの販売価格
サプライSupply / Max Supply発行数(総量)
ダッチオークションDutch Auction時間経過で価格が下がる販売形式
ガスウォーGas Warガス代を高く設定して購入を競う行為
プレミントPremintWL抽選のエントリープラットフォーム(例:Premint.xyz)
トークンゲートToken-gated Access特定トークン保有者のみ参加可能
バッチミントBatch Mint複数枚を一度に発行する仕組み
チョクコン(直コン)Direct Contract Interaction / Direct Mintプロジェクト公式サイトやマーケットプレイスを経由せず、Etherscanなどのブロックチェーンエクスプローラーからスマートコントラクトに直接アクセスしてトークンをミント(発行)したり操作すること。
⇒サーバーの固定設定以上のガス代を設定できる反面、設定を間違えると想定以上のガス代の支出を被ることになります。
オファーOffer購入希望価格を提示すること。出品者が承諾すれば成立
コレクションオファーCollection Offerコレクション全体に対する一括入札(Blur等)
プレースホルダーPlaceholder公開前に仮で表示される画像
リビールRevealメタデータが公開され実際のNFTが確定
レアリティRarityNFT属性の希少度
フロアプライスFloor Priceマーケットでの最安出品価格
スウィープSweepフロア帯をまとめて買い上げること
オープンエディションOpen Edition (OE)期間内なら無制限にミント可能な形式
リミテッドエディションLimited Edition (LE)発行数限定のNFT
リスト / リスティングListingマーケットに出品すること
デリストDelist出品を取り消すこと
ロイヤリティRoyalty二次流通で作者に還元される手数料
セカンダリーマーケットSecondary Market二次流通市場(OpenSea, Blur等)⇒一次流通はミントサイト等、公式による販売を指します
ブルーチップBlue Chip信頼性が高い代表的コレクション
ウォッシュトレードWash Trade出来高を偽装する売買
ビッドBid買い注文
アスクAsk売り注文
フォーモFOMO (Fear Of Missing Out)乗り遅れ不安による衝動買い
ファッドFUD (Fear, Uncertainty, Doubt)恐怖・不確実性・疑念を煽る言動
ペパハン/ペーパーハンドPaper Hand短期で売却する投資家
ベアマーケットBear Market弱気相場(下落基調)
ブルマーケットBull Market強気相場(上昇基調)
ボリュームVolume一定期間の取引総額
リキディティLiquidity流動性の高さ(売買のしやすさ)
パンプPump価格の急上昇
ダンプDump価格の急落
アービトラージArbitrage価格差を利用した裁定取引
ダッチオークションDutch Auction価格が時間とともに下がる販売方式
ジェネラティブアートGenerative Artコードで自動生成されたNFTアート
ジェネシスエヌエフティーGenesis NFTプロジェクトが最初に発行する「最初期のNFTコレクション」。
「Genesis=起源」の名の通り、その後に続く派生シリーズやエコシステムの基盤となる。
・将来のユーティリティ(特典、ホワイトリスト優先権、収益分配など)が約束される場合が多い
エアドロップAirdrop無料で配布されるNFT/トークン
トークンスワップToken Swap既存NFTやトークンを交換して新NFTを得る方式
バーンBurnNFTを焼却して供給量を減らす仕組み
バーントゥーミントBurn-to-Mint古いNFTをバーンし、新しいNFTを受け取る方式
ラグプルRug Pull運営が資金を持ち逃げする詐欺
ドレイナーDrainerNFTや資金を抜き取る悪意のスクリプト
フィッシングPhishing偽サイトや偽リンクで誘導する手口
フィッシングDMPhishing DMDiscordなどでの詐欺リンク送信
⇒正式な運営ならばリンクをDMしてくることはほぼありえません。
スパムNFTSpam NFT勝手に送りつけられる危険なNFT
⇒何らかの操作を加えると資産流出リスクがあります。
リボークRevoke与えた権限を取り消す操作
⇒ミント時にはトークンの支払い等の都合の許可=アプローブ操作があります。
それを後から打ち消すのがリボークです。
アプローブApproveコントラクトにトークン移転権限を与える操作
ソウルバウンドトークンSoulbound Token (SBT)譲渡できないNFT。実績や証明用に利用
ステーキングStakingNFTやトークンを預けて報酬を得る仕組み
ガバナンストークンGovernance Tokenプロジェクトの投票権を持つトークン
ステーブルコインStablecoin法定通貨などに価値を連動させたトークン
スキャムサイトScam Site偽の公式サイトや、見た目を本物そっくりに模倣した詐欺サイト。ウォレット接続を要求し、署名やシードフレーズを入力させて資産を盗むケースが多い。
⇒URLはしっかり確認して、公式のリンクでも前後の挙動に不審点がないか考えてHP訪問するようにしましょう
余剰資産ヨジョウシサン失っても現在の生活に支障を来さない資産のこと
※NFTや仮想通貨を取り扱う際は常にハッキングリスクを念頭においた上で余剰資産の範囲で活動しましょう。

まとめ

NFTの販売から流通、そして投資家心理やセキュリティ、技術基盤に至るまで、膨大な専門用語が存在します。

この用語集を参照することで、NFT界隈の会話や記事をより正確に理解できるようになります。特に詐欺関連の言葉や技術用語は、投資判断や安全確保に直結するため重要度が高いと言えるでしょう。

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