Contents
- 1 ユーエスディーシィー(USDC)とは
- 2 ユーエスディーシィー(USDC)の特長
- 3 他のステーブルコインとの比較
- 4 ユーエスディーシィー(USDC)注目のプロジェクト
- 5 ユーエスディーシィー(USDC)価格変動の転機
- 6 ユーエスディーシィー(USDC)の価格変動が意味するもの
- 7 ユーエスディーシィー(USDC)の利用が活発な国(簡易表)
- 8 国別のユーエスディーシィー(USDC)利用動向と背景(詳細解説)
- 9 ユーエスディーシィー(USDC)と価値変動が連動しやすい通貨・資産(表形式)
- 10 各資産との連動理由(詳細解説)
- 11 直近のユーエスディーシィー(USDC)に関連する主なニュース
- 12 ユーエスディーシィー(USDC)の展望
- 13 ユーエスディーシィー(USDC)今後の考察
- 14 仮想通貨ユーエスディーシィー(USDC)は以下の取引所で購入出来ます!
ユーエスディーシィー(USDC)とは
ユーエスディーシィー(USD Coin / USDC)は、米ドルと1対1で連動することを目的としたステーブルコインです。Circle社とCoinbaseが共同で設立したセンター(Centre)というコンソーシアムによって2018年に発行され、現在ではEthereum、Solana、Polygon、Arbitrumなど複数のブロックチェーンで利用可能です。
法定通貨である米ドルに裏付けられているため、価格の安定性が高く、仮想通貨市場において価値の保存手段や送金手段として広く利用されています。
ユーエスディーシィー(USDC)の特長
法定通貨に100%裏付けられた安心感
USDCは、発行されたすべてのトークンに対して、同等の米ドルまたは米国債が準備資産として保管されています。これらの準備資産は定期的に監査されており、透明性が高いこともユーザーから信頼される理由の一つです。
さまざまなチェーンに対応
USDCはEthereumをはじめ、Solana、Avalanche、Polygon、Arbitrum、Optimismなど多くのL1・L2ブロックチェーンで利用可能です。これにより、DeFi(分散型金融)やNFTマーケットプレイス、ゲーム領域などでの活用が容易になっています。
即時決済と低コストな送金
銀行送金と比較して、ブロックチェーン上でのUSDC送金は即時性が高く、手数料も低く抑えられるため、国際送金や商取引においても注目されています。
他のステーブルコインとの比較
| 項目 | USDC | USDT | DAI |
|---|---|---|---|
| 発行主体 | Centre(CircleとCoinbase) | Tether社 | MakerDAO(分散型) |
| 裏付け資産 | 米ドル・米国債 | 様々な資産(詳細非公開の場合あり) | 仮想通貨担保 |
| 透明性 | 高(監査あり) | 低〜中 | 中(スマートコントラクトで担保管理) |
| 利用範囲 | 広い | 非常に広い | 主にDeFi領域 |
USDT(テザー)は取引量でUSDCを上回ることが多いですが、信頼性や透明性においてはUSDCの方が評価されています。DAIは分散型を重視したステーブルコインで、USDCとはアプローチが異なります。
ユーエスディーシィー(USDC)注目のプロジェクト
USDCは多数のDeFiプロトコルやウォレットに採用されていますが、特に以下のプロジェクトで注目されています。
CircleのCross-Chain Transfer Protocol(CCTP)
Circleが開発したCCTPにより、USDCを複数のチェーン間でネイティブに移動できるようになりました。従来のブリッジと異なり、燃焼と発行を行うことでセキュリティが高まり、クロスチェーン運用の効率性が向上しています。
Visaとの連携
VisaはUSDCを一部の国際決済のバックエンドで活用しており、これはステーブルコインが実際の商用決済インフラに組み込まれ始めている象徴的な事例です。
ユーエスディーシィー(USDC)価格変動の転機
USDCはステーブルコインとして1米ドルとのペッグ(価格固定)を維持することを前提としていますが、いくつかの出来事によって一時的な価格乖離が発生したことがあります。中でも特に影響が大きかったのが2023年3月のSVB(シリコンバレー銀行)破綻事件です。
2023年3月:SVB破綻によるUSDCの価格乖離
2023年3月10日、米国の中堅銀行であったシリコンバレー銀行(SVB)が経営破綻したことが、USDCの信頼性に大きな影響を与えました。SVBは、Circle社が保有するUSDCの裏付け資産の一部(約33億ドル)を預けていた銀行のひとつでした。
このニュースが広まると、以下のような動きが加速しました。
- 投資家・トレーダーがUSDCを売却し、価格が急落
- 一部の中央集権型取引所や分散型取引所においてUSDCが0.87ドル前後まで下落
- ステーブルコインとしての信頼性に対する疑念が市場に広がる
市場の混乱とCircleの対応
Circle社は状況が明らかになるにつれ、以下のような発表を行いました。
- SVBの預金へのアクセスが一時的に制限されたが、資産の損失は避けられる見込みであること
- 必要であれば自社資金によって不足分を補填する用意があること
- USDCのドルペッグ維持を最優先にする姿勢を明確にしたこと
これらの発表を受けて市場は徐々に落ち着きを取り戻し、48時間以内にUSDCの価格はほぼ1ドルに回復しました。さらに米政府によってSVBの預金全額保証が決定されたことで、最終的にはCircle社が保有する資産にも問題がなかったことが確認されました。
教訓とその後の対応
この事件を受けて、CircleはUSDCの裏付け資産の保管先について以下のような対策を進めました。
- 銀行リスクの分散化:一つの金融機関に依存しない体制へ移行
- 短期米国債へのシフト:より安全性の高い資産を準備金に採用
- CCTPの活用促進:透明性の高いクロスチェーン運用を強化
また、この出来事はステーブルコインにおける「裏付け資産の保管先の重要性」や、「流動性・透明性のリスク管理」の重要性を、業界全体に強く印象づけました。
他の価格乖離事例と比較
USDCは他にもわずかな価格変動を起こした事例がありますが、いずれも短期間で回復しており、USDTや他のステーブルコインに比べると安定性と回復力の面で優れていると評価されています。
- 2020年3月(コロナショック)に一時的な流動性懸念から微小な乖離
- 2021年~2022年のDeFiブームでもUSDCは大きな乖離なく機能
ユーエスディーシィー(USDC)の価格変動が意味するもの
このような価格乖離の事例は、ステーブルコインの「信頼性」が単に技術的な設計だけでなく、「運用体制」「発行元の対応力」「準備資産の管理方法」に大きく左右されることを示しています。
USDCはSVB事件後、より保守的かつ透明性の高い準備金運用に舵を切り、その結果、現在でも業界で最も信頼されるステーブルコインの一つと見なされています。
ユーエスディーシィー(USDC)の利用が活発な国(簡易表)
| 国名 | 主な用途 | 背景・特徴 |
|---|---|---|
| アメリカ | 決済、取引所、企業利用 | 発行元Circleの本拠地。規制整備と企業連携が進行中 |
| シンガポール | クロスボーダー送金、企業決済 | アジアのフィンテック拠点。規制が整っており企業の受容度が高い |
| ナイジェリア | 個人資産保護、P2P決済 | 自国通貨の不安定さと資本規制による需要の高まり |
| アルゼンチン | インフレヘッジ、ドル代替 | 高インフレ・通貨不安によるUSDCの信頼性への注目 |
| フィリピン | 海外送金、リテール支払い | 出稼ぎ労働者の多さと安価な送金手段への需要 |
国別のユーエスディーシィー(USDC)利用動向と背景(詳細解説)
アメリカ合衆国
USDCの発行元であるCircle社が拠点を置くアメリカでは、USDCは最も制度的な支援を受けているステーブルコインのひとつです。米国では以下のようなユースケースが急速に広がっています。
- 一部の決済ネットワーク(VisaやMastercard)との統合
- 企業間決済におけるUSDCの導入
- 大手取引所(Coinbaseなど)での取引の基軸通貨としての利用
規制当局との対話も活発であり、将来的な法制化・明確化の中でも有利な立場を占めています。
シンガポール
アジアにおけるフィンテックの中心地であるシンガポールは、USDCをはじめとしたステーブルコインの活用が進んでいます。特に以下の点が注目されています。
- クロスボーダー決済:東南アジア諸国間の企業送金などにUSDCを活用
- 厳格かつ柔軟な規制環境:MAS(シンガポール金融管理局)の監視のもとで、信頼性のあるステーブルコイン運用が可能
Circleは2022年にシンガポールでのライセンス取得を進めており、今後の拠点としても位置づけられています。
ナイジェリア
ナイジェリアは、アフリカ最大の人口を持つ国であり、仮想通貨の利用が特に個人レベルで活発です。USDCは以下の理由から広く活用されています。
- 通貨ナイラの不安定さ
- 海外送金やフリーランス収入の受け取り手段としての信頼性
- 政府による資本移動の制限を回避する手段としての需要
また、若年層を中心にP2P(ピア・ツー・ピア)取引でUSDCを使用する例が増加しています。
アルゼンチン
長年にわたるハイパーインフレと通貨制限を背景に、アルゼンチンではUSDCを「実質的なドルの代替通貨」として利用する動きがあります。
- 米ドルへのアクセスが難しい環境での代替資産
- 自国通貨ペソの価値下落から資産を守る手段
- 米ドル建て価格での商取引や契約へのUSDC適用
USDCは特にフリーランスや輸出業者など、国際的な収入源を持つ人々にとって、安定的な価値の保存手段となっています。
フィリピン
出稼ぎ労働者が世界中に多く存在するフィリピンでは、USDCを利用した海外送金の需要が高まっています。以下の点で特に注目されています。
- 中間業者を省略することによる送金手数料の削減
- 数分以内の送金完了という利便性
- 地元のウォレットやモバイル決済アプリとの統合の進展
これにより、USDCは銀行口座を持たない人々にとっても金融アクセスを提供する役割を果たしています。
USDCは、法定通貨に裏付けられた透明性と安定性を武器に、各国の異なる経済事情や規制環境に柔軟に適応しながら普及を進めています。インフレ対策、送金手段、資産保全、商取引など、ユースケースは国によって多様です。
このようなグローバル展開と実利用が進む中で、USDCは単なるステーブルコインを超えて、デジタルドルとしての地位を確立しつつあると言えるでしょう。
ユーエスディーシィー(USDC)と価値変動が連動しやすい通貨・資産(表形式)
| 通貨・資産 | 変動の方向性 | 主な関連性・要因 |
|---|---|---|
| DAI | 同方向(下落) | USDCを大量に担保として保有しているため、信用不安が波及 |
| USDT | 逆方向または同調 | USDC離れでUSDT需要増加(短期的な逆方向)、または同時売却 |
| 米ドル(USD) | 間接的に影響 | 米国金利や政策によりUSDCの信頼性や準備金評価が変動 |
| イーサリアム(ETH) | 間接的に連動 | USDC流動性がDeFiに影響し、ETH市場にも資金流入出が及ぶ |
| 米国債(T-Bills) | 間接的に逆方向 | USDC準備資産の運用先としての影響(利回り低下でUSDC需要増) |
| ステーブルコイン全体指数 | 同方向 | USDCが市場の中心的役割を担うため、全体的な信頼に影響する |
各資産との連動理由(詳細解説)
DAI(分散型ステーブルコイン)
DAIは、MakerDAOによって発行される分散型ステーブルコインですが、その担保資産の多くがUSDCで構成されています。USDCが価格乖離を起こすと、DAIの裏付けにも不安が波及し、価格の安定性が揺らぎやすくなります。
特に2023年のSVBショックの際、DAIはUSDC担保の偏重がリスクとして表面化しました。これを受け、DAI側でも担保資産の多様化が議論されています。
USDT(テザー)
USDTはUSDCと並ぶ主要なステーブルコインであり、価格が乖離した場合にユーザーがUSDCからUSDTに資産を逃避させる傾向があります。これにより、USDCが下落するとUSDTが相対的に上昇する、いわゆる逆相関のような短期的な動きが観測されます。
ただし、ステーブルコイン全体に対する不信感が強い場合には、両者が同時に売られる(同調下落)こともあります。
米ドル(USD)
USDCは米ドルにペッグされていますが、実際の価格変動はUSDC側の要因によるもので、USD自体の変動とは基本的に独立しています。ただし、米ドル金利の上昇や金融政策の変化は、USDCの準備金(主に米国債など)に影響を与えるため、間接的にUSDCの信頼性や市場需要に影響を及ぼします。
イーサリアム(ETH)
USDCはEthereumネットワーク上でのDeFi(分散型金融)において流動性の中核を担っています。USDCの信頼が揺らぐと、DeFiプールからUSDCが引き出され、ETHとのトレードも影響を受けやすくなります。
その結果、USDCの価格が不安定になると、DeFiの基軸通貨であるETHにも資金が移動する、もしくは逆に引き上げられるといった動きが生じます。
米国債(T-Bills)
Circle社はUSDCの裏付け資産として短期の米国債を保有しています。米国債の金利(利回り)が上昇すると、USDCの準備資産から得られる利息も増加し、Circleにとっては好材料となります。一方で、市場参加者がより安全な米国債を好むようになると、USDCの利用が減少する可能性もあり、投資先としての競合関係が意識される場面もあります。
ステーブルコイン全体指数
USDCは市場におけるステーブルコインの中で主要な役割を果たしているため、USDCの価格や信用に大きな変動があると、他のステーブルコインや全体の安定資産市場にも影響が及びます。
特に、USDCの信用が大きく損なわれた場合は、USDT、DAI、TUSDなど他のステーブルコインにも波及する可能性があります。
USDCの価格や信用に関する動向は、同じくステーブルコインであるDAIやUSDTに即座に影響し、またDeFi市場やETHの流動性にも大きく関係します。米国の金融政策や準備資産の金利など、間接的なマクロ要因も無視できません。
このように、USDCは単体の資産というより、暗号資産市場のインフラ的存在であり、その変動は複数の資産やシステム全体に波及する重要な指標であると言えます。
直近のユーエスディーシィー(USDC)に関連する主なニュース
2025年2月〜6月:Circle社の成長とIPO
- 2025年6月5日
USDC発行元であるCircle社がニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場し、初日に230%の株価上昇を記録しました。調達資金は約11億ドルとされ、ステーブルコイン企業としては異例の成功を収めています。 - 2025年上半期(累計)
USDCの流通量が610億ドルに達し、ステーブルコイン市場全体では2520億ドル規模まで拡大。これは制度整備と新規用途拡大による成長を反映しています。
2025年7月中旬:取引拡充と決済への採用
- 2025年7月15日
大手暗号資産取引所Binanceが、AXS/USDC、COMP/USDC、XAI/USDCなど新たな取引ペアを導入しました。これによりUSDC建てでのトレード環境がさらに充実しました。 - 2025年7月中旬
次世代3D開発企業Nextech3D.aiが、USDCおよびUSDTによる仮想通貨決済を正式に導入。BtoBおよびエンタープライズ向けのデジタル決済領域での利用が拡大しています。
2025年7月22日:米国の新ステーブルコイン法案可決
- 2025年7月22日
米国議会において「GENIUS Act(Guiding and Establishing National Innovation for U.S. Stablecoins)」が可決されました。この法律により、USDCのようなステーブルコインに対し、100%準備金の維持、分別管理、月次監査報告の義務が課されることになりました。Circle社はこれを歓迎し、さらなる制度順守を表明しています。
2025年7月23日:Circle社株格下げの報道
- 2025年7月23日
米金融調査会社Compass Pointが、Circle社の株式に対して格下げレポートを発表。背景には規制対応コストの増加や競争激化があるとされ、株価が一時的に下落しました。
2025年7月25日:USDC大規模バーン(焼却)実施
- 2025年7月25日
CircleはEthereum上で合計1億4400万USDCのバーンを実施。これは供給過多による市場圧力を抑え、ドルペッグを維持するための措置とみられています。USDCの供給量は全体の0.17%減少しました。
2025年7月26日:SharpLinkGamingへのUSDC送金が注目
- 2025年7月26日
Circle社からSharpLinkGamingのウォレットへ約1億4500万ドル相当のUSDCが送金されたことがブロックチェーン上で確認されました。直後にその全額がGalaxy Digitalに転送されており、ETH買い増しの戦略的な資金移動との見方が強まっています。
ユーエスディーシィー(USDC)の展望
USDCは今後、リアルワールドアセット(RWA)との連携を深めながら、さらなる用途の拡大を目指しています。Circleは自身のトークン発行インフラ「Programmable Wallets」とともに、エンタープライズ向けブロックチェーン活用を進めています。
また、新興国における法定通貨の不安定さを補う手段として、USDCが個人や企業に採用されるケースも増加しています。
ユーエスディーシィー(USDC)今後の考察
USDCは、その透明性と法定通貨に裏付けられた信頼性により、今後もステーブルコイン市場で重要な役割を果たすと見られます。特に中央銀行デジタル通貨(CBDC)の実用化が進む中で、民間発のステーブルコインがどのように共存・競合するのかが焦点になります。
また、規制環境の整備が進むにつれて、透明性と準拠性に優れたUSDCがさらに存在感を強める可能性があります。企業や金融機関がブロックチェーンを活用する際の中核的な通貨として、今後の進展が注目されます。
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メタマスクの導入についてはこちらの記事を参考にしてください!
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