北朝鮮IT労働者プログラムの実態
偽装IDで米企業にリモート勤務し、機密情報や仮想通貨を不正取得する新たな国家的手口。
Tornado Cashの再注目と規制リスク
匿名化ミキサーを通じた資金洗浄により、今後さらに厳格な規制・取引制限が強まる可能性。
USDCなどステーブルコインの信頼性問題
安全資産とされるステーブルコインが不正送金経路に使われたことによる市場心理への影響。
米司法省・FBIの本格的介入
大規模口座差押えと逮捕劇は、仮想通貨取引の法執行強化を示す重要なシグナル。
国際的なコンプライアンス強化への波及
今後、各国でリモート雇用審査や仮想通貨KYC(顧客確認)が一段と厳格化される可能性。
Contents
🇺🇸 概要:北朝鮮「IT労働者」悪用の仮想通貨詐欺摘発
2025年6月30日、米司法省(DOJ)とFBIは、北朝鮮のいわゆる「IT労働者」プログラムに関連する大規模な仮想通貨詐欺事件の摘発を発表しました。
- 北朝鮮国籍者が北米に拠点を持つ企業へ、約80名分の米国市民の偽装IDを利用し、100社以上にリモート勤務。
- 仮想通貨を通じて少なくとも90万ドルを盗み出し、企業の機密情報やITAR規制対象データなども窃取。
- 捜索は全米20箇所以上、29以上の金融口座を差し押さえ。容疑者の一人・Zhenxing “Danny” Wang 氏はニューアーク(NJ)にて逮捕。他にも共謀者多数が起訴。
Tornado Cashでの「洗浄」とZachXBTの示唆
※報道詳細に記載されていませんが、ブロックチェーン分析家ZachXBT氏は、被害者企業から盗まれた仮想通貨がUSDC(ステーブルコイン)であり、その大部分がTornado Cashなど匿名化サービス経由で北朝鮮IT労働者グループへ送金された可能性を指摘しています。
- Tornado Cashはイーサリアム上のプライバシーミキサー。匿名性を高めることで資金追跡を困難にします。
- ZachXBTによると、北朝鮮側に「8桁ドル規模」のUSDC支払いが行われたと示唆があります。
米司法省の今回の対策
- 差押え・押収
- 北朝鮮関連の資金が流れたおよそ29の口座と関連サイトを押収。
- 逮捕と起訴
- Zhenxing “Danny” Wang氏を始め、複数の協力者が起訴・逮捕。
- 企業のITセキュリティ強化促進
- 遠隔地IT雇用に伴うID確認、仮想通貨の監視、およびオープンソースツールの適正使用など。
ブロックチェーン&制裁面の意味合い
- Tornado Cash問題の再浮上
匿名ミキサーのスポットライトが再び当たる形となり、米当局による監視・規制強化が予想されます。 - USDC送金経路の明確化
ステーブルコインを経由し北朝鮮本国へ送られている可能性があり、これが国際制裁の抜け穴となる構図が浮き彫りに。 - “IT労働者”資金源の一端
北朝鮮が海外からの犯罪収益を海外送金の新手法として技術労働者を使うスキームで資金を調達している実態が裏付けられました。
今回のニュースを受けて変動が予想される主なコイン
| コイン | 影響度(★〜★★★) | 理由 |
|---|---|---|
| USDC | ★★★ | 北朝鮮関連の送金に使われたと指摘されており、コンプライアンス強化や規制強化懸念から短期的に売り圧力が発生する可能性。 |
| ETH | ★★ | Tornado Cash(イーサリアム上のミキサー)の再注目により、規制面での不透明感が拡大。ただし基盤としての需要は堅調。 |
| Tornado Cash (TORN) | ★★★ | 本事件で再度ネガティブに注目され、規制強化・取引所上場廃止などが懸念される。 |
| Monero (XMR) | ★★ | 匿名性を重視した資金移動に関心が向かう可能性。ただし、Monero自体が直接関与したわけではなく、投機的な注目度上昇程度。 |
| BTC | ★ | 市場全体のセンチメント悪化で一時的に売りが出る可能性。ただし、BTC固有の基礎的価値に直接的影響は小さい。 |
| その他ステーブルコイン (USDT, DAI など) | ★ | USDCに次ぐ監視対象となる懸念はあるが、現時点では直接的な証拠や関与が報告されていないため限定的。 |
考察
この事件は、従来のハッキングに加えて「人材工作」を通じた組織的犯罪の典型といえます。北朝鮮が国の一部としてIT人員を外部に送り出し、偽装雇用を通じて資金と情報を搾取する戦術は極めて巧妙かつ危険です。
Tornado Cashなど匿名化ミキサーは、その匿名性ゆえに悪用されやすく、米司法省の摘発は一歩前進。しかし完全に封じ込めるには追跡技術の精度向上、ステーブルコインの透明性確保、国際的な連携が不可欠です。
今後、仮想通貨インフラを提供する各企業や広告企業において、こうしたリスクを見越したコンプライアンスの強化、遠隔雇用における「居住実態」・「ID実在性」の確認運用が急務といえるでしょう。
- リモート勤務の闇:偽装雇用を通じた国家的犯罪のリスク
- 仮想通貨監視の進化:「追跡不可能」神話の崩壊
- 国際協調の強化:仮想通貨利用の不正資金に対し、制裁・捜査・技術対抗が一体となる必要性
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