AI取引システムを謳った仮想通貨・FX投資で約1億9800万ドルを詐取
実態のない高利回りを約束し、多数の個人投資家を勧誘。
典型的なポンジースキーム(新規資金で配当を支払う構造)
実際の取引実績はほぼなく、資金の流用が発覚。
資金は高級車・不動産・ブランド品購入などに私的流用
投資目的ではなく、創業者個人の贅沢生活に利用。
SECによる訴追と刑事事件化(家族ぐるみでの資金受領も問題視)
証券詐欺、登録規制違反、民事罰および刑事責任の追及中。
仮想通貨・AI市場全体への風評リスクと規制強化議論
「AI」や「高利回り仮想通貨投資」への不信感増大の懸念。
Contents
2025年4月、米国証券取引委員会(SEC)は、仮想通貨および外国為替取引を装った約1億9800万ドル(約300億円)の詐欺スキームを主導したとして、PGI Globalの創設者であるラミル・パラフォックス(Ramil Palafox)氏を起訴しました。
この事件は、AI取引を装ったグローバルなポンジースキームの典型例として、仮想通貨業界に大きな衝撃を与えています。
詐欺の概要:AI取引と高利回りの幻想
SECの訴状によると、パラフォックス氏は2020年1月から2021年10月にかけて、PGI Global(正式名称:Praetorian Group International)を通じて「メンバーシップパッケージ」と称する投資商品を販売しました。
これらのパッケージは、AIによる自動取引システムを用いた仮想通貨および外国為替取引によって、最大200%の高利回りを保証すると謳われていました。
さらに、マルチレベルマーケティング(MLM)方式を採用し、既存の投資家に新規投資家の勧誘を促すことで、約9万人の投資家から資金を集めました 。
実態:取引の実績なし、贅沢な私的流用
実際には、PGI Globalはほとんど取引を行っておらず、投資家の資金は新規投資家からの資金で既存投資家に配当を支払うポンジースキームに利用されていました。
パラフォックス氏は、投資家から集めた資金のうち約5700万ドル(約87億円)を、自身や家族のためにランボルギーニ、フェラーリ、ラスベガスの豪邸、カルティエのジュエリーなどの高級品の購入に充てていました 。
規制当局の対応と法的措置
SECは、パラフォックス氏が連邦証券法の詐欺および登録規定に違反したとして、永久的な差止命令、マルチレベルマーケティングを含む証券関連活動の禁止、違法に得た利益の返還および民事罰を求めています。
また、彼の妻や母親、義理の兄弟なども、違法に得た資金を受け取ったとして、救済被告として名指しされています 。
さらに、米国バージニア東部地区連邦地方裁判所では、連邦検察による刑事訴追も進行中であり、パラフォックス氏はすでに起訴されています 。
影響を受ける可能性が高いコイン
ビットコイン(BTC)
- 仮想通貨市場全体の「リスクオフ」ムードが強まると、まずビットコインが売られる可能性があります。
- 特に、今回の事件は「AI取引」と「仮想通貨投資」という2大トレンドを悪用したため、機関投資家も一時的に警戒感を強めるかもしれません。
イーサリアム(ETH)
- NFTやDeFi(分散型金融)で多く利用されているため、規制強化の議論が再燃するとETHにも波及リスクがあります。
- ETHも市場センチメント悪化時には連れ安になりやすい傾向があります。
AI系・取引系トークン(例:FET、AGIX、Ocean Protocol)
- 今回の詐欺は「AI」を看板にしていたため、AI関連トークン全体が一時的に売られるリスクも。
- 「AI=危険」という風評リスクが仮想通貨市場でも拡大する可能性があります。
MLMやハイイールドと関係が深いコイン(例:TRON, USDTなど)
- MLM系プロジェクトが好んで利用するプラットフォーム(TRONなど)や、安定運用を謳うUSDT(テザー)にも若干の影響があるかも。
- 特にUSDTは「資産裏付け問題」で以前から懸念があり、ネガティブセンチメントの連鎖が波及する可能性があります。
総合的な見方
短期的には市場全体がリスク回避モードに入りやすく、特に
- ビットコインとイーサリアムを中心とした主要銘柄
- AI関連・MLM系と関係が深いコイン が下落リスクにさらされる可能性が高いです。
ただし、長期的には本件が市場の健全化につながる可能性(=悪質プロジェクト淘汰 → 信頼性向上)もあり、一定の反発局面も見込めます。
考察:AIと仮想通貨の信頼性を悪用した詐欺の教訓
この事件は、AIや仮想通貨といった先進技術への過度な信頼が、詐欺師にとって格好の餌となることを示しています。特に、AIによる自動取引や高利回りを謳う投資話には注意が必要です。投資家は、以下の点に留意することが重要です。
- 高利回りの保証:「確実に利益が出る」「元本保証」などの文言には警戒が必要です。
- マルチレベルマーケティングの勧誘:新規投資家の勧誘を促す仕組みは、ポンジースキームの可能性があります。
- 取引実績の不透明さ:実際の取引履歴や運用状況が確認できない場合は、投資を控えるべきです。
また、規制当局や信頼できる第三者機関による登録や認可の有無を確認することも、投資判断の重要な要素となります。
PGI Global事件は、AIや仮想通貨といった先進技術を悪用した詐欺の典型例であり、投資家自身の警戒心とリテラシーの向上が求められます。同時に、規制当局による監視体制の強化や、国際的な協力による詐欺の早期発見・対応が不可欠です。今後も、技術の進展とともに新たな詐欺手法が登場する可能性があるため、投資家と規制当局の連携が重要となるでしょう。
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