TRX(トロン)現物ETFとしては初の申請
ステーキング機能を組み込んだ形式で、ETFとしては暗号資産市場でも革新的な構造。
BitGo Trustがカストディアンを務めるなど、制度的整備も進んでいる。
SECの承認可否が今後の鍵
現在までSECはステーキング機能付きETFを認めていない。
新体制下の規制スタンス(例:ポール・アトキンス委員長の動向)に注目が集まる。
PoS系コイン市場への波及効果
TRX以外にも、ETH・SOL・ADA・DOT・ATOMなどPoS型銘柄への関心が高まる可能性。
ステーキング利回り付きETFという新しい金融商品カテゴリが形成されるかもしれない。
機関投資家の参入促進
ETF形式によって、トロン市場に対しても従来参加できなかった機関投資家が資金を投入する余地が生まれる。
DeFi・分散型ステーキングサービスの再評価
ETFに組み込まれるステーキングがDeFiを通じて行われる可能性もあり、関連プロジェクトへの評価が上がる可能性。
Contents
米国の資産運用会社Canary Capitalが、暗号資産トロン(TRX)の現物ETF「Canary Staked TRX ETF」の設立を米国証券取引委員会(SEC)に申請しました。このETFは、TRXの価格変動へのエクスポージャーに加え、ステーキング機能も提供することを目指しており、TRX関連としては初のETF申請となります。
ETFの概要と特徴
- 名称:Canary Staked TRX ETF
- 申請日:2025年4月18日
- 申請書類:SECフォームS-1
- カストディアン:BitGo Trust Company
- 価格指標:CoinDesk IndicesによるTRXスポット価格
- ステーキング:サードパーティプロバイダーを通じて実施
このETFは、現物のTRXトークンを保有し、その保管はBitGo Trust Companyが担当する予定です。承認されれば、投資家は伝統的な現物保有だけでなく、プルーフ・オブ・ステーク(PoS)ブロックチェーンネットワークであるトロンのステーキング機能を通じた利回り獲得の機会も得られる可能性があります。
規制環境とSECの対応
これまで、SECは暗号資産ETFのステーキング機能を認めていませんでしたが、現在の指導部はステーキング機能により寛容かもしれないとの見方もあります。特に、暗号資産に好意的なポール・アトキンス(Paul Atkins)委員長が新たに任命されたことで、発行企業はイーサリアム現物ETFなどにこの機能を追加できるようになるとの希望を強めています。
市場への影響と投資家の関心
Canary CapitalのTRX ETF申請は、暗号資産市場における新たな投資機会を提供する可能性があります。特に、ステーキング機能を組み込んだETFは、投資家にとって魅力的な選択肢となり得ます。しかし、SECの承認を得るには、規制上の課題や市場の透明性確保など、さまざまな要素をクリアする必要があります。
想定される影響コイン一覧
| コイン名 | 影響度 | 理由 |
|---|---|---|
| TRON(TRX) | 高 | ETFの直接的な対象。市場参加者の注目度が急上昇し、機関投資家からの需要増が見込まれる。また、ステーキングによる利回りという特徴が価格評価にプラスに作用する可能性。 |
| Ethereum(ETH) | 中 | ステーキング対応ETFの先駆けとして、今後同様の仕組みがETH現物ETFに波及する可能性。市場ではETHへの拡張性を期待する動きが強まる可能性あり。 |
| Polkadot(DOT) | 中 | TRXと同様にPoSチェーンを採用し、ステーキング利回りのある資産として注目されやすい。ETF適格資産としての議論が今後高まる可能性。 |
| Solana(SOL) | 中 | 高速かつPoSをベースとするブロックチェーンで、同様にETF化の議論の対象になり得る。TRX ETFの成功は他PoSチェーンのETF市場拡大を刺激する。 |
| Cosmos(ATOM) | 中 | ステーキング報酬が高いことで知られており、TRXのように利回り付きETFへの関心が波及する可能性あり。 |
| Bitcoin(BTC) | 低 | すでに現物ETFが承認済みであり、PoSでもないため直接的な影響は少ない。ただし、暗号資産全体のETF市場拡大への期待が波及すればわずかに好影響も。 |
| Cardano(ADA) | 中 | PoSであり、ステーキングリターンのある資産。TRXのETF成功がADAなど類似銘柄のETF構想の促進につながる可能性。 |
考察
Canary Capitalによるステーキング機能付きTRX ETFの申請は、暗号資産ETFの進化を象徴する動きといえます。従来の現物保有型ETFに加え、ステーキングによる利回り獲得を組み合わせることで、投資家に新たな価値提案を提供する試みです。今後、SECの承認プロセスや市場の反応を注視しながら、暗号資産ETFのさらなる発展に期待が高まります。
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