【2025年3月】テストネットMEGAETH徹底解説&お触り情報まとめ

MegaETHは、毎秒10万以上のトランザクションをサブミリ秒の遅延で処理するリアルタイムブロックチェーンで、イーサリアムと互換性があります。
技術的には、ノードの専門化(シーケンサー、プロバー、フルノード、レプリカノード)により、高速性能を実現しています。
チームはYilong Li、Lei Yang、Shuyao Kong(共同創設者兼CBO)など、ブロックチェーンとソフトウェア開発の経験豊富なメンバーから構成されています。
資金調達は総額5,773万ドルで、Vitalik ButerinやDragonflyなどの著名な投資家が参加しています。
トークンMEGAはエコシステムの中心ですが、詳細な経済情報は現在公開されていません。
2025年3月6日にテストネットが展開され、現在はライブで、開発者やユーザーのオンボーディングが進んでいます。

MegaETHとは?

MegaETHは、イーサリアムと互換性のあるブロックチェーンで、クラウドコンピューティングサーバーと同等のリアルタイム性能を目指しています。
毎秒10万以上のトランザクションをサブミリ秒の遅延で処理し、Web2レベルのユーザー体験を提供しながら、ブロックチェーンの利点(コンポーザビリティ、パーミッションレス性、検閲耐性)を保持します。
これは、特に高速な分散型アプリケーション(DApps)が必要な場合に革新的です。

MegaETHの特徴

MegaETHの技術は、ノードの専門化に重点を置いています。以下のような4つの役割があります

シーケンサー

トランザクションを順序付けし実行し、コンセンサスオーバーヘッドを排除します。

プロバー

ブロックを非同期で検証し、ステートレス検証スキームを使用しています。

フルノード

高速ファイナリティのためにトランザクションを再実行、ブリッジオペレーターなどに適しています。

レプリカノード

シーケンサーからのステート差分でローカルステートを更新し、プロバーからの証明で検証します。

このアプローチにより、トランザクション実行、ステート同期、ステートルート更新の性能課題を克服し、以下のハードウェアレベルの性能を目指しています。

ノードタイプCPUメモリネットワークストレージ例示VM(価格/時間)
シーケンサー100コア1-4 TB10 GbpsSSDAWS r6a.48xlarge ($10),
プロバー (OP)1コア0.5 GBスローなしAWS t4g.nano ($0.004),
レプリカノード4-8コア16 GB100 MbpsSSDAWS Im4gn.xlarge ($0.4),
フルノード16コア64 GB200 MbpsSSDAWS Im4gn.4xlarge ($1.6),

チームと資金

チームはブロックチェーンとソフトウェア開発の経験豊富なメンバーから構成され、Shuyao Kongは共同創設者兼CBOとして知られています。
資金調達では、Dragonflyがリードし、Vitalik ButerinやJoseph Lubinなどの著名な投資家が参加し、総額5,773万ドルを調達しました。これはプロジェクトの信頼性を高めています。

その内訳は以下の通りです
・公開販売: 3,773万ドル(65%)
・資金調達ラウンド: 2,000万ドル(35%)

具体的なラウンドには、2024年6月27日のシードラウンド(2,000万ドル、Dragonflyリード、Vitalik Buterinなどのエンジェル投資家参加や、2024年12月13日のプライベートラウンド(1,000万ドル)などがあります。
投資家にはDragonfly、Figment Capital、Robot Ventures、Big Brain Holdings、Folius Ventures、tangent、Credibly Neutral、Mert Mumtazなどが含まれ、業界のトップVCや著名な個人投資家の支持を受けています。

トークンと経済

MegaETHにはMEGAというトークンがあり、資金調達ラウンドに関与しています。ICODrops(icodrops.com/megaeth/)によると、2025年2月12日から13日のトークンランチで2,773万ドルを調達し、2024年12月13日のNFT ICOで1,000万ドルを調達しています。
しかし、トークンの詳細な経済情報(総供給量、分配、ステーキングの詳細など)は現在公開されていません。
ホワイトペーパー(megaeth gitbook.io/white-paper-v1.0)にはいくつかの言及がありますが、具体的なデータは限定的に公開されています。

現在の状況と将来の展望

2025年3月26日現在、MegaETHのテストネットは2025年3月6日に展開され、ライブ状態です。
ICODropsによると、テストネットの展開後、3月6日から10日までアプリとインフラの専用オンボーディング、3月10日からユーザーオンボーディングが予定されています。
また、”MegaMafia”イニシアチブを通じて、早期の創業者を支援し、100,000 TPSとサブミリ秒遅延のリアルタイムブロックチェーン上で新しいアプリを構築するコミュニティを育成しています。

最近の活動には、2025年3月6日のX投稿「ENDGAME: How We’ve Achieved 10MS Blocks」や、2025年2月5日の「THE FLUFFLE: Standing on Business Together」などがあり、性能目標の達成とコミュニティエンゲージメントに焦点を当てています。
また、2024年11月10日のWorld Computer紹介(worldcomputer.day/)、
2024年11月20日のバンコクDevconでのWorld Computer Day(youtube.com/embed/Y73zcOgAeVA)など、業界イベントへの参加も活発です。

将来の展望としては、エコシステムの拡大と開発者コミュニティの強化が期待されます。
特に、EigenDA(eigenda.xyz/)とのコラボレーションにより、セキュリティと検閲耐性を強化し、イーサリアムエコシステムとの相乗効果を追求しています。

まとめ

MegaETHは、ブロックチェーン技術のスケーラビリティと性能の限界に挑戦するプロジェクトであり、リアルタイム性能とイーサリアムとの互換性を組み合わせることで、分散型アプリケーションの未来を形成する可能性があります。
強力なチーム、豊富な資金、活発な開発活動、そしてコミュニティエンゲージメントにより、MegaETHは業界で注目すべき存在となっています。

テストネットを利用する5つのポイント

テストネットを利用するにあたって先に初めての人向けにいくつかのコツや重要なことを紹介します。

1.エアドロップがあるとは限らないので、自己責任の範囲で選択しましょう。

これはすぐに、という意味でも実際に、という意味でもそうです。
確実に稼げるかという点においてはいわゆるテストネットのお触りは、案外いっぱい貰えるかもしれないのでワンチャンスかけてやってみよう、というレベルで考えてください。
仮想通貨におけるテストネット界隈では、メールアドレスを登録しただけで50ドル貰えたということも実際にあります。

2.必ず万が一のことがあった場合に失ってもよいウォレットや資金を使用してください。

プロジェクトによってはハッキングを受けたり、テストネットの為の通貨を実際のUSDTやETHなどのトークンのトレードで仕入れることが可能であったりします。
どちらの理由であっても、資金を使ったりプロジェクトがハッキングを受けたりした場合には最終的に元以上の資産になるとは限らないので、テストネットを利用する際のウォレットは新規のものを利用することがおすすめです。

3.トランザクションを送った回数や頻度、タイミングに気を付けましょう。

テストネットではメールアドレスの登録やSNSでのソーシャルタスク、トランザクションを送った回数などを行ったタイミングや、最後にいつ操作したか等が参照されエアドロップにつながることが多いです。
こまめにできる方はそういった点に気を配りつつ触ってみるといいでしょう。

4.1つのプロジェクトにこだわりすぎないようにしましょう。

たくさん資金や時間を使ったプロジェクトにはどうしても思い入れが入ったり、いくつも同時に頑張ることは出来ないという方は多くいると思いますが、たいていの場合はいくつかのプロジェクトにわけて流動性を入れてみたり、いろいろなdappsをお触りした方がコスト・タイムパフォーマンス的に良いです。

5.複数アカウントの利用はエアドロップを受けられない場合が多いので気を付けましょう。

色々なテストネットを触っていると意図せず複数アカウントで利用することもあるかもしれませんが、シビル判定(botか人間かの判定)でエアドロップを貰えない可能性があがるので気を付けましょう。

もっとテストネットについて詳しくなりたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。

MEGAETHの触り方について

MEGAETHを触るには、テストネットMEGAETHチェーンのETHが必要です。
以前は公式ディスコードの方でウォレットを登録していれば0.005ETHだけ貰えました。
ちなみに、MEGAETHのガス代はほぼ0に等しい程度なので、0.0001~0.005ETHもあればfausetができるので、一通りのテストネットappサイトを使えると思います。
ディスコードの方でいつ貰えるかわからないETHを待てない方は @cbn_jp の固定ツイートにリプライでgiveaway実施中です。
ここでははじめてテストネットを触る方の為に、いくつか現在お触りが出来るappサイトとその触り方を紹介します。

MEGAETHのテストネットappがまとまっているページはこちら

Cap.app

1.Cap.appにアクセスしてLAUNCH APPを選択します。
2.ウォレットをコネクトして、I accept that the tokens I receive have no monetary value and are for testing purposes only.の左側を選択しチェックします。
3.Mint1000testnet-cUSDをチェックして、メタマスクが立ち上がったら署名して完了です。

gte.app

1.gte.appにアクセスしてTRY THE BETAを選択します。
2.Look Around Anywayを選択します。
3.>を選択し続けて、最後にStart Testingを選択します。
4.GTE Testnet ETH Faucetを選択して、Connect Walletを選択します。
5.Continue with a walletを選択してMetamaskを選択し接続し確認署名をします。
6.Claim ETHを選択してMetamaskの確認署名をします。
7.Welcome to GTEの画面に戻り、画面右端でETHとUSDCを選択し、任意の量を設定しSwapを選択後、Metamaskの署名を確認します。
8.7を10回繰り返します。

lemonade.social

1.Sign inを選択してGmail認証して開始します。
2.CreateYourFirstEventを選択します。
3.イベント名や日付やリンクや概要などを適当に記入して、CreateEventを選択します。
4.Tickets&Paymentsは設定せずにそのままNextを選択するとFree設定です。
5.Publishを選択して完了です。
6.Share on timelineを選択します。
7.Postを押すと、拡散されます。

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